マンガみたいな事が起きました。*続*
「フッ、やっと妬いた」
「うるさい…」
あたしの頭をガシガシと撫でるから
髪がグシャグシャだ。
「もぉー…」
「だって嬉しかったから。
ごめんごめん、」
グシャグシャの髪に指を通して
解かされていく。
たまに掬い取ってキスを落とす。
そんな行為にもドキドキは止まらない。
髪を撫でられてるだけなのに、
こんな気分になるなんて。
「もっと妬いて?
俺ばっかり舞のこと好きみたいで……寂しくなるだろ?」
髪から首筋、顎、頬へ……
柔らかな唇が触れて
熱が上がっていく。
唇を人差し指でなぞられ、
朝のことを思い出した。