マンガみたいな事が起きました。*続*
「あのっ、この後お食事とか……」
「ごめんね?
家に帰らなきゃなんないから」
「あ、そうなんですか……。
用事とか………ですか?」
用事?
家に帰る用事ってなんだよ。
てか、その上目遣いと甘えた声が
目障りだ。
クラスの女子ですらここまで嫌気がささないのに、この相川ののかには心底嫌気がさす。
「待ってる人がいますから」
きっぱりそう答えて荷物を持つ。
相川ののかは、明らかにしょんぼりしてたがフォローなんてしたくない。
教育実習期間も失敗の連続が続けばいいんだ。
それより、舞になんて言おうか。
俺の頭は舞への説明が占めていた。