マンガみたいな事が起きました。*続*
キッチンからいい匂いがする。
舞はカレーが十八番なんだっけか。
部屋着に着替えて舞のいるキッチンへ。
後ろ姿、可愛いな……
こんなこと思ってる俺ってやっぱり
変態か?
「あっつ…」
カレーを指に零してしまったらしい。
そんなドジしてるのすら愛しく思えるんだ。
「はい、渉の分」
皿には店みたいに上手く盛り付けられている。
これに、旗なんか立てたらお子様ランチだな。
一口食べると、少し辛めの味が広がった。
ジャガイモもニンジンもタマネギも、
ちょうどいい大きさで食べやすい。
「美味しいよ」
味の感想を言えばニコッと笑って喜んでくれる。
あぁ、やべー…。
可愛いな。