マンガみたいな事が起きました。*続*
こんな穏やかな時間が
ずっと続けばいいのだが……
「舞、話があるんだ」
ほっぺから手を離し、
舞の目を真っ直ぐ見て話す。
反らしたらダメだ。
俺の気持ちは舞に一直線なんだから。
「何?」
真剣な顔をしだした俺に疑問と不安を持った。
「あのな、今日の放課後に来週から来る教育実習生が職員室にいたんだ。
それで、俺も1人教育実習生の世話をすることになった」
うんうんと頷く舞は
まだよくわかってないみたいだ。
だよな、
俺と輝の過去を話したことなんか無かったしな。
「それでな…」
舞の手を俺は右手で繋ぎ、
“相川ののか”について話した。