マンガみたいな事が起きました。*続*
俺はそんな舞を抱き締めた。
心配しなくても、
舞しか見えてねぇよ。
「すっごくね?
すっごくだよ?
たまーに不安で仕方なくなるの。
あたしより渉と一緒にいるのに相応しい人がいるんじゃなかいかって。
クラスの女子も。
アプローチに負けてあたしを捨てるんじゃないかって…」
なんだそれ。
無駄な心配してるぞ。
「バカ舞、俺は舞しか好きじゃねぇっつーの!
今も……これからも、ずっと」
離してやらないからな。
決して手放さない。
「あたしも……渉から離れないからね!!
たとえののかさんが美人で素敵であたしの100倍上でも負けないからね!?」
「当たり前」
俺は舞をそっと離し、
代わりに唇を重ねた。