空の彼方
坂田先輩の掛け声でレギュラー5人の先輩たちはコートの中に入って行った。
ーピッ!
と軽快なホイッスルの音がなると両校は「お願いします!」と言って礼をするとそれぞれ自分のポジションについた。
センターラインにレフリーの部員がボールを持って立つと、
ジャンプボールをする二人がその脇に立って、目配せをしながら周りにいる味方の位置を確認して
レフリーが片手で真上にボールを上げると二人はボールを味方のところに渡すために思いっきりジャンプをして
第一クォーター10分の試合が始まった。
ジャンプボールでボールをゲットした晴葉高校はゴールに向かってドリブルを進めた。
晴葉高校はディフェンスに前から向かって来た中田先輩に捕まらないように的確に判断して仲間にパスを送ると
そのままパスを受け取った選手はゴールに向かって速いドリブルで走るとレイアップでシュートを決めた。