Special to me
翌日夜。
純さんとの約束の時間に合わせて宗岡駅まで車で向かった。
電車で行かなかったのは、10日ほど、車を動かしていなかったからたまには動かしてあげないとバッテリーも上がってしまうからというのが理由だった。
曽我さんに駅の敷地内に"車を置かせてください"とお願いをして。
コーヒーショップに着くと、純さんは既に窓側の2人席用のテーブルに座っていた。
「お待たせしました」
『いや、僕が早かっただけだから』
カフェオレを注文し、それを持って着席する。
今日の純さんの格好はスーツ。
「お仕事帰りですか?」
『昨日も今日も、仕事帰りだよ』
「失礼ですが、純さんのお仕事って・・・」
すると、昨日とは違うビジネス用のカバンの中から、小さな手帳を取り出して、俺の前でそれを上下に広げた。
どう見たって・・・
「警察官?」
俺が理解出来たのを見て、すぐに手帳をカバンにしまう純さん。
『こんなの長く広げていたら、晃樹くんが容疑者扱いされて怪しまれる』
と、純さんは笑った。
「あの、先日は、申し訳ございませんでした。宇都宮さんのご家族に、不快な思いをお掛けしてしまいました」
純さんとの約束の時間に合わせて宗岡駅まで車で向かった。
電車で行かなかったのは、10日ほど、車を動かしていなかったからたまには動かしてあげないとバッテリーも上がってしまうからというのが理由だった。
曽我さんに駅の敷地内に"車を置かせてください"とお願いをして。
コーヒーショップに着くと、純さんは既に窓側の2人席用のテーブルに座っていた。
「お待たせしました」
『いや、僕が早かっただけだから』
カフェオレを注文し、それを持って着席する。
今日の純さんの格好はスーツ。
「お仕事帰りですか?」
『昨日も今日も、仕事帰りだよ』
「失礼ですが、純さんのお仕事って・・・」
すると、昨日とは違うビジネス用のカバンの中から、小さな手帳を取り出して、俺の前でそれを上下に広げた。
どう見たって・・・
「警察官?」
俺が理解出来たのを見て、すぐに手帳をカバンにしまう純さん。
『こんなの長く広げていたら、晃樹くんが容疑者扱いされて怪しまれる』
と、純さんは笑った。
「あの、先日は、申し訳ございませんでした。宇都宮さんのご家族に、不快な思いをお掛けしてしまいました」