Special to me
俺も通常通り9時に勤務が終わった。

家に帰ると、真子がいた。

昨日の疲れを見せず、笑顔で俺を迎えてくれた。

そんな真子を見て、俺は何も言わずに抱きしめた。

『どうしたのぉ?』
「大好き」
『私には負けるよ、晃樹』

俺はさらに真子の体を圧力で押して、そのまま体ごとベッドにダイブした。

「ありがとうな」
『少しは、みんなの役に立ったかな』
「すごく」
『でも、晃樹は全く寝ていないんでしょ?今から寝ないと』

俺は着ていたコートを寝ながら脱いだ。

次々に服を脱いだ。

真子は起き上がろうとしたけど、俺が体ごとそれを防いだ。

驚く真子。

「あのさ、俺は疲れているんだ」
『うん。だから寝ようよ』

真子は俺に布団を被せようとした。

「男ってね、疲れている時の方が、"子孫繁栄"の本能が働くんだよ」

昨日からの真子の行動に、曽我さんのアドバイスが効いていて、俺は、真子を抱きたくて仕方なかったんだ。

『分かった。でも晃樹の負担を減らしたいから、服は自分で脱ぐよ』

と、真子は本当に自分で服を全部脱いだ。

そして俺達は眠くなるまで"子孫繁栄の行為"を繰り返して、まどろんだ。
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