Special to me
☆突然の・・・~side MAKO~
その週末の日曜日の明けには、約束通り私を食べ放題の店へと連れて行ってくれた。
都内のホテルにあるランチバイキング。
食べた食べた。
デザートまで含めて何人前食べただろう。
「また、太っちゃうよぉ」
『いいの。真子はふわふわが一番』
そう言うと、晃樹は私と手を繋いで車に戻り、
"行きたいところがある"と車を走らせた。
着いた先は、初めてデートをした時に連れて行ってくれた小高い丘の公園。
辺りは、夕方になり始めていた。
『ここ、座って』
ベンチに座った私達。
晃樹は正面に見える見晴らしのいい山々に目線を向けていた。
『明後日さ、俺の誕生日なんだ』
「そう、だったの?」
あ?
5月22日。
助役試験の推薦状に書いてあったじゃん。
『そんな"しまった"って顔するなよ。真子から物をもらうつもりは毛頭ない』
晃樹は私を見て微笑んでそう優しく言ってくれた。
けど・・・
「女の子にとって、彼氏の誕生日は重要なイベントだよ。それに2日前に教えてもらうまで気が付かなかった私って、どこまでガサツなんだろう」
落ち込む私。
『俺は真子から祝ってもらいたくて自分の誕生日を言ったわけじゃないぞ。がっかりするな』
晃樹はそう言って真っすぐ私を見た。
都内のホテルにあるランチバイキング。
食べた食べた。
デザートまで含めて何人前食べただろう。
「また、太っちゃうよぉ」
『いいの。真子はふわふわが一番』
そう言うと、晃樹は私と手を繋いで車に戻り、
"行きたいところがある"と車を走らせた。
着いた先は、初めてデートをした時に連れて行ってくれた小高い丘の公園。
辺りは、夕方になり始めていた。
『ここ、座って』
ベンチに座った私達。
晃樹は正面に見える見晴らしのいい山々に目線を向けていた。
『明後日さ、俺の誕生日なんだ』
「そう、だったの?」
あ?
5月22日。
助役試験の推薦状に書いてあったじゃん。
『そんな"しまった"って顔するなよ。真子から物をもらうつもりは毛頭ない』
晃樹は私を見て微笑んでそう優しく言ってくれた。
けど・・・
「女の子にとって、彼氏の誕生日は重要なイベントだよ。それに2日前に教えてもらうまで気が付かなかった私って、どこまでガサツなんだろう」
落ち込む私。
『俺は真子から祝ってもらいたくて自分の誕生日を言ったわけじゃないぞ。がっかりするな』
晃樹はそう言って真っすぐ私を見た。