Special to me
「良くない思い出をいい思い出で上書きしたくて、明日行こうと思ったんです」
『なら、それを待ってから社宅申込みの手続き書類を提出すれば良かったかな』
「いえ、提出はしないと、他の人に取られてしまうかも知れないので、大丈夫です。あくまで僕の中でのけじめの日なので」
『けじめって言っても、お前は明けだけど、真子ちゃんにとっては平日じゃん』
曽我さんは不思議そうに言う。
確かに明日は金曜日だ。
「"午後半休"というものを取ってもらいました」
午前中だけ仕事をし、午後だけ休むという制度。
『へぇ、企業それぞれで制度があるもんなんだな』
「すみません、そろそろワンマンに入る時間なのですが」
駅長室に30分ほどいたところで、時間切れ。
シフトは守らないと。
『分かった。必要書類、明日役所行った帰りにでもここに持ってきて。私は午後にはいる予定だから。よろしければ、お2人ご一緒に』
「はい、ありがとうございます」
駅長に挨拶をし、急いで俺はワンマン向かい、仕事をこなした。
『なら、それを待ってから社宅申込みの手続き書類を提出すれば良かったかな』
「いえ、提出はしないと、他の人に取られてしまうかも知れないので、大丈夫です。あくまで僕の中でのけじめの日なので」
『けじめって言っても、お前は明けだけど、真子ちゃんにとっては平日じゃん』
曽我さんは不思議そうに言う。
確かに明日は金曜日だ。
「"午後半休"というものを取ってもらいました」
午前中だけ仕事をし、午後だけ休むという制度。
『へぇ、企業それぞれで制度があるもんなんだな』
「すみません、そろそろワンマンに入る時間なのですが」
駅長室に30分ほどいたところで、時間切れ。
シフトは守らないと。
『分かった。必要書類、明日役所行った帰りにでもここに持ってきて。私は午後にはいる予定だから。よろしければ、お2人ご一緒に』
「はい、ありがとうございます」
駅長に挨拶をし、急いで俺はワンマン向かい、仕事をこなした。