Special to me
『真子の中、いつもより柔らかい…』
「晃樹も、いつもより…すごいよぉ」
誉めているのか煽っているのか分からない言葉を交わしながらまどろみ続けた。
何度昇天しただろう。
朝から移動していた疲れもあり、その後眠りについた。
しかし、熱の収まりがまだついていないのか、眠りが浅く、すぐに目が覚めてしまう。
そんな時、ベッド脇にあるデジタル表示の時計を見ると、大して時間が経っていないことが分かる。
少し寝たせいか、頭は割りとスッキリしていた。
でもさすがに深夜1時半に何か行動を起こす訳にはいかないしなぁ…
とりあえず、隣で寝ている晃樹に背中を向けた形で再び目を閉じてみる。
すると、晃樹が後ろから私に抱きついてきた。
『真子、俺、ダメだ。まだ足りないみたいで目が覚めちゃった。ごめん。起きて』
寝ていると思っていたのかな。
「私も、晃樹が足りなくて目が覚めちゃった」
そう言って私は晃樹の方に体を向けた。
『可愛いね、真子は』
「私のどこが可愛いの?」
『真子の待ち受け画面にある、あのクマのキャラクターに、真子は似ているよね』
クマ?
あの丸い顔の?
「晃樹も、いつもより…すごいよぉ」
誉めているのか煽っているのか分からない言葉を交わしながらまどろみ続けた。
何度昇天しただろう。
朝から移動していた疲れもあり、その後眠りについた。
しかし、熱の収まりがまだついていないのか、眠りが浅く、すぐに目が覚めてしまう。
そんな時、ベッド脇にあるデジタル表示の時計を見ると、大して時間が経っていないことが分かる。
少し寝たせいか、頭は割りとスッキリしていた。
でもさすがに深夜1時半に何か行動を起こす訳にはいかないしなぁ…
とりあえず、隣で寝ている晃樹に背中を向けた形で再び目を閉じてみる。
すると、晃樹が後ろから私に抱きついてきた。
『真子、俺、ダメだ。まだ足りないみたいで目が覚めちゃった。ごめん。起きて』
寝ていると思っていたのかな。
「私も、晃樹が足りなくて目が覚めちゃった」
そう言って私は晃樹の方に体を向けた。
『可愛いね、真子は』
「私のどこが可愛いの?」
『真子の待ち受け画面にある、あのクマのキャラクターに、真子は似ているよね』
クマ?
あの丸い顔の?