Special to me
『真子の言う通り、出産は大きな不安が伴うと思う。真子がもし覚悟を決めていたとしても、まずは俺に立ち会えるように調整する努力をさせてもらいたいなって。曽我さんだって、本当は立ち会いたかっただろうし、千尋さんの覚悟なんて、多分知らないと思う。曽我さんにしてみれば、千尋さんの涙を見たら、申し訳ない気持ちでいっぱいになっただろうな。俺は真子の時は、頑張るから』
「まだ予定もないのに?」
そうだ。
私達はまだ予定がないし。
『アハハハ。じゃぁ、今晩頑張ってみる?』
「結婚式が終わってからにしようよぉ」
『分かってるよ。でも子作りの"予行練習"くらいはできるでしょ』
「もう、晃樹のエッチぃ」
"アハハハ"と晃樹は笑って、盛り付けた皿をテーブルに運んだ。
『とにかく真子には構えて欲しくないな。俺という、ただ真子のことが大好きな夫の、愛する妻なだけさ』
そんな甘いことばに導かれ・・・
夕食から翌日の夜明けまで、うちの中はずっと甘い空気に包まれた。
「まだ予定もないのに?」
そうだ。
私達はまだ予定がないし。
『アハハハ。じゃぁ、今晩頑張ってみる?』
「結婚式が終わってからにしようよぉ」
『分かってるよ。でも子作りの"予行練習"くらいはできるでしょ』
「もう、晃樹のエッチぃ」
"アハハハ"と晃樹は笑って、盛り付けた皿をテーブルに運んだ。
『とにかく真子には構えて欲しくないな。俺という、ただ真子のことが大好きな夫の、愛する妻なだけさ』
そんな甘いことばに導かれ・・・
夕食から翌日の夜明けまで、うちの中はずっと甘い空気に包まれた。