Special to me
『たまらないな、そういう真子の性格』
「そう?晃樹を思ってやってることだから、全く無理はしてないよ。楽しく準備してるし」

私はそう言うと晃樹を見つめた。

『そして、その上目使いも、たまらない』

そう言って晃樹は私にキスをした。

一緒にこの社宅に住み始めてから、いわゆる"愛し合う"回数が、格段に増えた。

"俺ってこんなに回数がこなせる男だったの?と自分で驚いている"という晃樹の言葉が出るくらい。

毎回、どちらが言い出すわけでもなく、愛の炎が燃え上がる。
さすがに結婚式を控えているので、避妊はしているけど。

互いの愛に、満たされている毎日。
目の前の旦那様に、毎日惚れ惚れする毎日。
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