Special to me
お色直しでは真子は薄いブルーのワンショルダーのドレスに、俺もそれに合わせた色のタキシードに着替えた。
真子は髪には沢山のピンクの花をつけて、俺は同じ花のブートニアを胸につけた。
各テーブルを回るキャンドルサービス。余興は俺の柔道部時代の仲間に頼んだ。
真子が両親へ手紙を読み、各々の両親へのプレゼント。
次は普通、新郎の父の挨拶なのだが、俺の父は既に亡くなっている。
こういう時はケースバイケースなのだが、俺のようなきょうだい構成の場合は、姉夫婦が両親の代わりにプレゼントを受け取り、義兄が父の代わりに挨拶するようなこともあるらしいのだが・・・それだと母にプレゼントができない。
なので、母はひとりで立ってもらい、新郎の父の部分は全て、俺が話すことにした。
司会者はそのあたりの説明を俺の希望で特にはさせず、
『それでは最後に、新郎の米原晃樹様より、御挨拶でございます』
とだけ言わせた。
「本日は、三連休の初日という貴重なお日柄の中、僕達の披露宴にお越しいただきまして、ありがとうございます」
俺と真子で一礼した。
真子は髪には沢山のピンクの花をつけて、俺は同じ花のブートニアを胸につけた。
各テーブルを回るキャンドルサービス。余興は俺の柔道部時代の仲間に頼んだ。
真子が両親へ手紙を読み、各々の両親へのプレゼント。
次は普通、新郎の父の挨拶なのだが、俺の父は既に亡くなっている。
こういう時はケースバイケースなのだが、俺のようなきょうだい構成の場合は、姉夫婦が両親の代わりにプレゼントを受け取り、義兄が父の代わりに挨拶するようなこともあるらしいのだが・・・それだと母にプレゼントができない。
なので、母はひとりで立ってもらい、新郎の父の部分は全て、俺が話すことにした。
司会者はそのあたりの説明を俺の希望で特にはさせず、
『それでは最後に、新郎の米原晃樹様より、御挨拶でございます』
とだけ言わせた。
「本日は、三連休の初日という貴重なお日柄の中、僕達の披露宴にお越しいただきまして、ありがとうございます」
俺と真子で一礼した。