Special to me
『そうか。ならこれからは、真子が言ってくれれば毎回俺が真子の髪の毛洗ってあげるよ』

そうやって晃樹は私を甘やかす。

「うん!よろしくね」

でもそれにさらに甘える私。

晃樹が綺麗に私の体も洗ってくれて、ドライヤーで髪の毛も乾かしてくれた。

『こんな時間になっちゃったな』
「疲れたでしょ?」
『それはこっちのセリフ』

そう言うと晃樹は私をベッドに組敷いた。

『今日は、チェックアウトまで寝かせないから』
「望むところ」

そう言い合う私達は、改めて"新婚初夜"の雰囲気を味わう。

ただひとつ、いつもと絶対的に違うのは、晃樹の昂りには、何も隔たりがないところ。

『改めて真子の中って凄いことがよく分かるよ』

そう言って感触を確かめるようにゆっくり腰を動かす。

「私も、改めて晃樹の熱と形を感じる」
『何かそれって、イヤらしいな』

晃樹の動きが激しくなる。

「昼間だって散々・・・シたのに・・・」
『あれだけじゃ足りないことくらい、真子もいい加減分かれよ』

さらに腰の動きを早めながら、私にキスをした。

互いの息が乱れる。

『もう、限界。このまま、出すぞ』

晃樹の声に、私は息が乱れて返事ができず、頷くのが精いっぱいだった。

そして、私達は昇りつめた。
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