Special to me
晃樹が熱をそのまま私の中に放った感覚を、初めて体験した。

有言実行。
それから、私達は全く休むことなく互いの熱を与え続けた。

毎度昇天する直前に、

"可愛い""愛してる"を繰り返し、その気持ちが溢れてますます繋がっている場所の感度が増す。

今日という日を眠って時間が過ぎてしまうのがもったいない。

既に私達は帰る家が一緒なのだから、いくらでも肌を合わせることはできるはずなのに…

本当にチェックアウトギリギリまで、睡魔よりも、目の前の愛する伴侶から貪欲に快楽を得ることに没頭した私達だった。
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