Special to me
ついさっきまで遠慮していたはずの半露天風呂に、今俺達は何も身につけずに一緒に入っている。

まだ少し、真子は恥ずかしがっているけれど。

湯船に浸かる俺達。
俺は真子を後から抱きしめている。

『私の体、スタイル悪いでしょ』

真子がうつむき加減で呟いた。

「何言っているんだ。真子の体を求めていたわけじゃない。心が欲しかったんだから。それに、真子の体、抱き心地が最高だよ」
『そう?』

「どこもかしこもマシュマロみたいに柔らかい。ほら、こことか」

俺は後ろから真子の胸を揉みあげた。

『んんっ・・・』

「ふわふわ」

本当に、触り心地がいいんだ。

「あと、やっぱり、体を繋げるのは、心が繋がった人間とじゃないとダメだということも良く分かった」

真子は俺の言葉に黙って俺の方へ振り返った。

俺はその間、まだ真子の胸をやわやわ揉みあげたままだ。

その感覚に、真子が徐々にスイッチが入ってしまったのか、その表情がさっきの"女の顔"だ。
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