Special to me
★彼女との将来のために今出来ること~side KOUKI~
11月のシフトを作成していた曽我助役にお願いした。
「11月21日は、明けでお願いします」
と、すかさず曽我助役は俺に言う。
『へぇ、珍しいね。米原がシフトに希望出すなんて』
確かにそうだ。
これまで俺は、シフトに合わせて自分の予定を立てていた。
駅員になって10年目。
シフトに希望を出したのは、初めてだと思う。
『彼女でも出来たか?』
「・・・はい」
『今度連れてきなよ』
「いえ・・・実は曽我さん、彼女に会っていますよ」
『そうなの?いつ?』
6月に、彼女が爆睡して全然起きずに事務室で保護した時。
あの時の担当助役が曽我さんだった。
その話をすると、曽我さんは大笑いした。
『あの時の酔っ払いの彼女?俺が米原に任せた時、口説いたわけだ』
「そう思われても仕方ないですね。実はもっと前に遡るんですけど」
次のシフトの時間が迫っていたので簡単だが曽我さんに今までの経緯を話した。
『へぇ、そんなことがあったんだね。その彼女のこと、駅長まで話せるレベルになるといいな』
「はい」
「11月21日は、明けでお願いします」
と、すかさず曽我助役は俺に言う。
『へぇ、珍しいね。米原がシフトに希望出すなんて』
確かにそうだ。
これまで俺は、シフトに合わせて自分の予定を立てていた。
駅員になって10年目。
シフトに希望を出したのは、初めてだと思う。
『彼女でも出来たか?』
「・・・はい」
『今度連れてきなよ』
「いえ・・・実は曽我さん、彼女に会っていますよ」
『そうなの?いつ?』
6月に、彼女が爆睡して全然起きずに事務室で保護した時。
あの時の担当助役が曽我さんだった。
その話をすると、曽我さんは大笑いした。
『あの時の酔っ払いの彼女?俺が米原に任せた時、口説いたわけだ』
「そう思われても仕方ないですね。実はもっと前に遡るんですけど」
次のシフトの時間が迫っていたので簡単だが曽我さんに今までの経緯を話した。
『へぇ、そんなことがあったんだね。その彼女のこと、駅長まで話せるレベルになるといいな』
「はい」