Special to me
★恋人同士の定番行事~side KOUKI~
クリスマス。
彼女にいる男は、恐らく何か特別なデートプランを練るとか、張り切って準備するんだろうけど。
俺はそれを考える前に真子に先を越された。
『24日の夜はスペシャルなディナーに行こうよ。シフト、大丈夫そうだし』
真子の勢いに押され、俺はOKした。
12月24日、日曜日。
真子が俺に車で行くように指示したのは、ゴールドヘブンリーホテル。
「クリスマスとはいえ、高いんじゃない?」
『大丈夫。クリスマスプレゼントを頂いたから』
ホテルの最上階のレストランに向かう俺達。
"いらっしゃいませ"とホテルの方に言われるが、真子とはかなり知り合いのようだ。
通されたのは、奥の個室。
どう考えたって、VIPが入るところだ。
『ここね、社長からのプレゼント。最初は社長が奥様と行く予定だったみたいだけど、社長に出張が入ってしまって、せっかくだから君たちが使えって』
「そうなんだ。有難いお話しだね」
『ここのレストラン自体は、よく社長が会食に使っているから私もホテルの人たちと顔見知りだけど、実際にお料理を頂くのは、私も初めてだよ』
「そうか。何か、別世界に来たみたいだ」
彼女にいる男は、恐らく何か特別なデートプランを練るとか、張り切って準備するんだろうけど。
俺はそれを考える前に真子に先を越された。
『24日の夜はスペシャルなディナーに行こうよ。シフト、大丈夫そうだし』
真子の勢いに押され、俺はOKした。
12月24日、日曜日。
真子が俺に車で行くように指示したのは、ゴールドヘブンリーホテル。
「クリスマスとはいえ、高いんじゃない?」
『大丈夫。クリスマスプレゼントを頂いたから』
ホテルの最上階のレストランに向かう俺達。
"いらっしゃいませ"とホテルの方に言われるが、真子とはかなり知り合いのようだ。
通されたのは、奥の個室。
どう考えたって、VIPが入るところだ。
『ここね、社長からのプレゼント。最初は社長が奥様と行く予定だったみたいだけど、社長に出張が入ってしまって、せっかくだから君たちが使えって』
「そうなんだ。有難いお話しだね」
『ここのレストラン自体は、よく社長が会食に使っているから私もホテルの人たちと顔見知りだけど、実際にお料理を頂くのは、私も初めてだよ』
「そうか。何か、別世界に来たみたいだ」