ウェディングドレスと6月の雨
夜になって、私は穂積さんにメールした。
“今日はありがとうございました。これからよろしくお願いします。”
本当はもっと早く送りたかったのだけど、どんなメールを送っていいか分からず、スマホのメール画面を開いては閉じ、閉じては開きを繰り返していた。で、結局こんな時間になってしまって。夜11時過ぎ。左手の上に乗せたスマホの画面を見つめる。
「やっ……」
すぐに鳴るスマホ。画面は「穂積孝宣」。タップしてすぐに開く。
“いや。付き合わせて悪かった。風邪引くなよ。”
返事をするか迷い、返信ボタンを押しては消し、消しては開き。
“はい大丈夫です。おやすみなさい”
結局は送って。そしてすぐ来る返信。穂積孝宣という文字にドキドキして。
“おやすみ”
素っ気ない返事に、穂積さんらしさを感じるけど、少し寂しい気もして。
“今日はありがとうございました。これからよろしくお願いします。”
本当はもっと早く送りたかったのだけど、どんなメールを送っていいか分からず、スマホのメール画面を開いては閉じ、閉じては開きを繰り返していた。で、結局こんな時間になってしまって。夜11時過ぎ。左手の上に乗せたスマホの画面を見つめる。
「やっ……」
すぐに鳴るスマホ。画面は「穂積孝宣」。タップしてすぐに開く。
“いや。付き合わせて悪かった。風邪引くなよ。”
返事をするか迷い、返信ボタンを押しては消し、消しては開き。
“はい大丈夫です。おやすみなさい”
結局は送って。そしてすぐ来る返信。穂積孝宣という文字にドキドキして。
“おやすみ”
素っ気ない返事に、穂積さんらしさを感じるけど、少し寂しい気もして。