バス停
すぐ横を流れる大学通りは片側3車線くらいある とても大きな道路だ。車が水しぶきをあげバンバン行き交う。通り沿いには西洋建築風のフランス料理屋。(2階がチャペルになっているとてもお洒落な場所。たまに結婚式をしておりチャペルの外階段を幸せそうに降りてくるカップルを見る事ができる)や台湾か中華料理の店。アンティークの雑貨や着物を売る店。モダンな家具を置いてある店などが立ち並んでおり、大人向けの落ち着いた風景が街を飾っている。有名大学や高校も独特の風格を放って佇む。駅に近づくにつれ高級マーケットやファーストフードやレストラン、今流行りのコーヒーショップが目につきだし、落ち着いた景観から一気に若者向けに華やぐ。クリスマスにはイルミネーションで通り沿いがデコレーションされ、これもちょっとした名物だ。いつか先生と一緒に見に行きたい。そんな意味のない想像を頭の中で巡らせてみたりする。
そんな妄想を打ち破ったのは先生の一言だった。
「今日、午後の授業は出なくていいんですか?」
「ええ、まだぎりぎり出席足りてますからサボっても平気です」
少しおどけて言ってみたけれど先生は無反応だ。 その横顔は少し怒っている様にも見えなくはない。呆れただろうか。
そんな妄想を打ち破ったのは先生の一言だった。
「今日、午後の授業は出なくていいんですか?」
「ええ、まだぎりぎり出席足りてますからサボっても平気です」
少しおどけて言ってみたけれど先生は無反応だ。 その横顔は少し怒っている様にも見えなくはない。呆れただろうか。