W王子【完結】
「…んん……」
そっと目を開ける。
白い天井。
布団の中。
「あれ!?」
慌てて起き上がると、私は保健室にいることが分かった。
「そうだ…」
私…気絶したんでした。
「ふやぁ!!!」
意味不明な叫び声をあげる。
「な…なんでぇ?」
さっきの叫び声に気が付いたのか、
その人は、目を覚ました。
「ふぁ……
あ、おはよ姫乃♪」
「おはようじゃなくて!!」
なんで…
なんでなんで……
「ミーくんが?」