W王子【完結】
「そうよ!」
「私達、何を忘れていたんだろう!!」
まるで、
エースをね○えの
セリフのように言い女の子達はハイテンション。
「遥く―ん♪」
「なあにぃ?」
遥くんは、女の子達に手をヒラヒラさせる。
「キャー!優雨ぅ!」
「…ちっ」
優雨くんは舌打ちをして、無視。
「あんたら…凄い人気だね……」
左を向いて、優雨くんに喋りかけた。
「キャーキャー騒がれても、耳障りなだけだし」
………あ、はい。
すさまじいクールビューティというか、なんというか……
「それじゃあ、次教室移動だから理科の用意を持ってねぇ」
そう言って先生は、教室を出て行った。