W王子【完結】
━…資料室
ガチャッ
私は電気をつけた。
……いやだなぁ
優雨くんと二人きりっておい、絶対喋りにくい………
「……」
「……」
予想通りの展開。
もうヤダ~!!!
その時、廊下から声がした。
「姫乃ちゃんいなくねぇ??」
「帰っちゃったのかなぁ」
「俺、超喋りたかったのにぃ」
……なんで私なんかと喋りたいんだか……
「お前も気をつけろよ」
「え、何がぁ?」
「だから、ストーカーだって」
「はぁ!?」
私は思い切り笑った。