W王子【完結】
「緊張してんの?まじ可愛いー♪」
そう言って男の子は、私の頭を撫でた。
「ちょ…嫌っ」
「抵抗してても無駄だよ~」
「やめて、やめてって!!」
ゴスンッ
バコンッ
「???」
私はそっと目を開けた。
「姫と加藤に何やってんの?」
…は、遥くん??
何かキャラ違いますけどっっ
「何このガキ?」
「質問に答えろハゲ!」
遥くんの目が…
獲物を狩る目になってるんですがっっ
「…何にも言わないんだったら、ブッ倒すしかねぇな」
「とぉりゃあああ!!」
「ゴフッ!!」
は、遥くん!!
ナイス飛び蹴り!!
「まだまだあ!!」
他の奴らにも、頭にチョップとか
回し蹴りをして
遥くんの余裕勝ち!
私達は、口をポカーンと開けていた。
「よし!終わり」
そう言って手をパンパンっとはらった。
「………」
「………」
こ…言葉が出ない……
「遥達、こんなとこにいた。」
ゆ、優雨くん……
タイミングが悪い……