W王子【完結】









「津高?」

「………っ////」


体操座りして、顔を伏せている私の腕を優雨くんが掴んだ。




「お前キモッ」

「うぅ~~っ////」




「何でんな顔あけ―んだよ」

「もう見ないで!てか何でパンツ一枚なのぉ!!!?」

「あそこ風呂場だから!海入った後は、普通入るだろ―か」


そ…そっか!!
そういえば、私もさっき入ったっけ!?

お風呂場の場所忘れちゃうなんて
どんだけ記憶力ないんだよぉ……



「お前は何でこんなとこに?」

「た…探検……」

「はっ!探検とかっ、まじガキみて―じゃんっっ」


ゆ…優雨くん
笑ってるやっっ

笑った顔…
可愛いなぁ……




「もう間違えんなよっ」

そう言って、優雨くんは私の頭を
ポンポンっと叩いて去って行った。





……キュンッ




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