(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「ちょっとね!」

言いながら、苺の座椅子に座った。

今でも、落ち着かないけど、満月の部屋は、もう、お姫様ルーム。

真っ白で統一されていて、
たぶん全部で100万くらいかかってるんじゃないかな?
きっと、女の子であれば、1度は誰でもこんな部屋を夢見るだろう…。


「ふふっ、お守りでしょ?」


「えっ⁉︎何で⁉︎」


「しかも、海斗君に。」


「あんた、まさか…エスパーなんじゃ…。」


「ないでしょ。」


バッサリと6年生の妹に否定された森山葉月です。

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