(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「声が出てない!」

「うっす!」

ここはサッカー部。

顧問の先生らしき人の怒鳴り声が響いている。


部員たちはグラウンドを走っていて、一年生も中に入って先輩の後ろを走っている。


キツそうな顔を浮かべる一年生ばかりの中、海斗は涼しげな顔を浮かべて美しいフォームで走る。

すぐ移動するつもりだったが、あまりにも疲れたのでベンチに座ってボケーッと美玲と練習を眺めていた。


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