(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
しばらく、私はその場に立ち尽くしていた。

放心状態だったから、たぶんものすごい顔になっているだろう。

そうしていると、後ろから、誰かに頭を軽く叩かれた。


「なに叫んでんだよ。近所迷惑。」


「だからって叩くことないじゃない…。」


無表情で文句を言いやがる。
てめぇのせいだろうがぁ!!!

そう。

そこには、海斗が立っていた。


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