(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
準備運動が一通り終わり休み時間に入った様子。


そろそろ次に行こうかと立ち上がろうとすると、低い男子の声に呼び止められた。


「もしかしてマネ希望?」


「いや、そういうわけじゃ。」


否定しようとすると隣の美玲が笑顔で遮った。


「あっこの子、そうなんです。マネージャーっていいんですか?」


「ちょっと?美玲さん?」


顔を青くして美玲の肩を叩く。


「本当⁈」


「ありがとう〜」


「てかこの子海斗と仲良い子じゃね?」


「海斗ー!」


いつのまにか私たちはたくさんの部員に囲まれていた。

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