(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ⁉︎⁉︎⁉︎」

顔面の温度が急上昇していくのが分かる。

ヤバイよ…。

自分の顔がどんどん赤くなっていくのが目に浮かぶ。


「やっぱそうなんだーぁ!お姉ちゃんったら電話の声丸聞こえだよぉ?」

「な、な、な、何を言うの?そんなこと…あるわけ…。」

「嘘は泥棒の始まりって言うじゃない。」

「それとこれとは違いますううぅっ!」

「告ったんだね?」

「だーかーらぁ!!」

「もういいよ。わかった。」

「何よ、その大人びた顔はぁ⁉︎」

「そんな荒れないで。大丈夫。頑張ってね。私は応援してるよ。おやすみー。」

そう言ってドアを開けて部屋を出て行った満月。

妹に…
妹に…

妹に知られるなんてっ!!

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