(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
友達とイケメン先輩。
「はい。入部届け。これでいいんでしょ?」

「まさかお前がサッカー部のマネになるとはなー。よしっ一緒に頑張ろうな!」


サッカー部の顧問である、咲坂先生に入部届けを出しにきた。


咲坂先生は10年間この中学校でサッカー部の顧問を続けているらしい。
全国大会に行けるほど強豪なチームにしたのはこの先生。
けっこー熱い先生だが、面白くて生徒を締め付けるような面倒くさい人じゃないため、生徒たちからは結構人気だ。


「私が入ったからにはサッカー部は安泰ですね!で、今日からですか?」


「お前…。まあいいや。これるなら今日から頼む。」

「はーい!じゃあねー」

「「了解です。失礼しました」だろ。ったく、お前は頭はいいのに…。」

「そんなバカ真面目な優等生にはなりたくないんでーす」

暗い気持ちを閉じ込めて。

笑顔を向けて職員室を後にした。


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