(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
掛け合いをしながら、ゆっくりと歩いて行くと、神社についた。

毎年のことながら人が多い。

こういうとこあんま好きじゃないんだよねー。

そんなことを思いながら、私は前を歩く海斗の背中を追った。

「今年も沢山出店あるねー。」

「だな。」

「あー!わたあめ!ちょい買ってくるー!」

「着いて行くし。お前絶対迷子になんだろ。」

「ぐ…。」

確かにそれは言えてる。

悔しいけど。

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