(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
まだまだっ!

私は集中して、片目をつぶった。

銃を顔のすぐ横に当てて、引き金に軽く人差し指を置いた。

そして、縫いぐるみの真ん中を狙い、ゆっくりと人差し指を引いた。

パンッ

甲高い音を鳴らして飛んで行った玉は狙い通り縫いぐるみの真ん中に当たり、ゆっくりと落ちて行った。

「っしゃ!」

小さくガッツポーズをして海斗を見ると、海斗は笑ってこれからだろって言った。

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