(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
そこには、息を切らした、浴衣姿の舞友がいた。

「舞友…?」

私より先に海斗が口を開いた。

「ごめん!部活さっき終わって…。もう…葉月と回ってるんだよね…?」

ああ。

私は2番手だったんだ。

海斗にとって。

舞友が駄目だったから、私にした。

あのときの話もその話だったんだ。

全てが繋がった。

でも、だからこそ聞かないと。

海斗の本当の気持ち。

言葉を。
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