(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
そして、海斗とは。

あれから一切口を聞いていない。

海斗は話しかけてこようとしてくる部分もあった。

だけど、私はずっと無視していると、もう話しかけてくることはなかった。

色んな人に何があったの?って聞かれた。

その度に私はこう答えた。

「喧嘩しただけ。」

ずっと、そう言っているとみんな何かを察したのか、もう聞いてこなくなった。

新学期になったし、また色々と聞かれるだろう。

でも、その度に言うんだ。

「今までが仲良すぎただけなんだよ。」

って。



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