(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
ガタッと音を立てて席を立った。

居づらくて。

私が逃げた先はトイレ。

中学校だしね。



ただ、無心で手を洗って居た。

水の音だけが、鳴り響いて居た。

5分ほど経った。

もう先生が来そうな時間。

私は鏡の中の自分を見つめてそっと呟いた。

「頑張れ。私。」


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