(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
荒木さんたちは、舞友と同じクラスの、派手めな子たち。

確か、荒木さんのグループの1人が海斗を好きだとかいう噂がたってたような…

いつの間にか立ち止まっていた。

ああ、もう一階じゃん。

もう階段がないことに気づき、私は昇降口の方へ向かった。

私、どうすればいいんだろ。


「やばくない…?」

「でも、先生呼びに行ったりしたらうちらがやばいよ。」

「そうだけど…」

静かに息をついていたら、何人かの女子が心配そうな顔で小声で何かを話している。

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