(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
ーーーーー。


予選リーグを見事突破した私たち。

そして、次の試合。

相手は樹兎中。

本当に強くて、全国優勝を何度も果たしている学校。

何回か試合してるけど、全てボロ負け。

試合に出るわけでもないのに、私は足の震えが止まらなくなった。

ドクドクとうるさい心臓。

嫌になる。

「そんな顔すんなアホ。心配すんな。絶対勝ってやる。」

そうやって笑うのはやっぱり海斗。

「海斗…。」

小さく呟くと、蓮先輩も意地悪そうな笑みを浮かべて言った。

「海斗の言う通りだ。今の俺たちなら絶対勝てる。間違いなく。」

「そうだな。今までの悔しさをぶち当てようぜ。」

翼先輩も続けて言った。

「先輩…。はいっ‼︎応援してます‼︎勝たないと許しませんから!」

「ああっ‼︎みんな絶対勝つぞっ‼︎」

「うっすっ‼︎」

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