(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「ごめん。俺、おもいっきり、バテちまった。だせぇな。」

どこかを見つめて苦い笑みを浮かべて言った。

こんなにキツそうな海斗を見るのは初めてだ。

こんなとき、私は…。

「…何言ってんだよ。あんたはシュート決めたじゃねえか‼︎
私は別に海斗のシュートを見たいわけじゃねえよ。
大好きなサッカーをしてキラキラしている海斗を見てえんだよ。
やれよ。
自分がやれるとこまで。
私は全力で応援するから。
諦めんな。そんなのお前には似合わねえ。」

肩で息をしながら小さく呟いた。

「ごめん。私になんて言われたくないよね。」

そう言って立ち去ろうとしたとき海斗は手を掴んできて言った。

「ありがとう。俺頑張るから。」



「頑張れ…海斗。」



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