(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
後ろで見ているスタメンじゃない選手たちの中からグスッと鼻をすする音がした。

膝の上でギュッと拳を握りしめた。

私…こんな時どうすれば…いいの?

ふいに涙がこぼれ落ちそうになった。

選手たちは必死で走り回っているのに、私は何もしてない。

スッと立ち上がって叫んだ。

「まだまだ取り返せるよっ‼︎諦めないでっ‼︎」


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