(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「あっ、葉月!長かったね。画用紙は…葉月…?」
俯いたまま教室に入ると美玲が近寄ってきた。
「ごめん。画用紙とってこれなかった。
それと、私、今日用事あって。
だから帰るね。」
「葉月っ⁉︎」
「葉月ちゃん⁉︎」
美玲や、未苑ちゃん、古川君、佐田、勇気たちが心配そうに声をかけてくるが、私は無視してバッグを抱えて走り出した。
パシッ
その手を誰かに掴まれて立ち止まった。
「また1人で抱え込む気?」
美玲だった。
「何でもないから話して!急いでるの!」
「あんたの悪いところトップ1。
迷惑をかけまいと、1人で抱え込むとこ。」
「海斗とそっくりだよなー。」
美玲と古川君が真剣な目をしていう。
俯いて手を話そうとする。
だけど、私は美玲の胸の中にいた。
「ちゃんと言いなさいよ。バカ。」
「うっ…うっ…。かい…とがっ…転校しちゃ…うの…っ‼︎文化祭の日に‼︎」
「海斗君が⁉︎」
「嘘だろ…。」
「本当かよ⁉︎」
思わずぽろっと言ってしまった。
慌てて言い繕うとしたがもう無理だった。
「ちゃんと話しなさい。」
黒い笑みだ。
俯いたまま教室に入ると美玲が近寄ってきた。
「ごめん。画用紙とってこれなかった。
それと、私、今日用事あって。
だから帰るね。」
「葉月っ⁉︎」
「葉月ちゃん⁉︎」
美玲や、未苑ちゃん、古川君、佐田、勇気たちが心配そうに声をかけてくるが、私は無視してバッグを抱えて走り出した。
パシッ
その手を誰かに掴まれて立ち止まった。
「また1人で抱え込む気?」
美玲だった。
「何でもないから話して!急いでるの!」
「あんたの悪いところトップ1。
迷惑をかけまいと、1人で抱え込むとこ。」
「海斗とそっくりだよなー。」
美玲と古川君が真剣な目をしていう。
俯いて手を話そうとする。
だけど、私は美玲の胸の中にいた。
「ちゃんと言いなさいよ。バカ。」
「うっ…うっ…。かい…とがっ…転校しちゃ…うの…っ‼︎文化祭の日に‼︎」
「海斗君が⁉︎」
「嘘だろ…。」
「本当かよ⁉︎」
思わずぽろっと言ってしまった。
慌てて言い繕うとしたがもう無理だった。
「ちゃんと話しなさい。」
黒い笑みだ。