(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
それからの小学校生活。


私にはたくさんの友達ができた。
たくさん喧嘩した。


誰かと自分を比べたりしない。


そしてできた親友、美麗。
誰よりも趣味が合う、舞友。
そして、どんな時でも側にいてくれる海斗。



そんな人達がいつだってそばで笑ってくれたから、今の私がいるんだ。



お父さんとお母さんは満月に今までの私への期待を背負わせてる。


満月はいつだって笑っているけれど。
私にはわかる。



それが偽物の笑顔なことくらい。



だからもしも、満月が苦しいときは私が助ける。



あの日、私がしてもらったように。






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