(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
いつのまにか深い眠りについていた。
それに気づいたのは次の日の朝。
別に、眩しい朝日や小鳥のさえずりに起こされたわけでもなく。
いつものように、甲高くなる目覚まし時計に嫌々ながらも起こされた。
「んーーぁ!」
大きく背伸びをする。
ベッドから這い出し、そのまま寝たせいでシワシワになっていた制服を直し、髪をとかして、バッグを持ち一階におりた。
「おはよう」
一応軽く挨拶するが、全員無視。
そこまでする必要ある?
もう慣れたけどさ。
私は無言で席に着き、用意されていた朝ごはんを食べた。
ご飯が用意されてるだけマシなのかもしれない。
昼は給食だけど。
さっさと食べ終わり、立ち上がった。
そろそろ行こうかと席を立つと、お父さんに呼び止められた。
「中間テストは何位だった?」
結果見せなかったっけ…。
「1位」
「あいつには負けなかったな?」
あいつってのは海斗のこと。
「うん。じゃあ私、行くから。行ってきます」
その声には、もう応じないお父さん。
私はドアをキイッと鳴らして開けて、出て行った。
それに気づいたのは次の日の朝。
別に、眩しい朝日や小鳥のさえずりに起こされたわけでもなく。
いつものように、甲高くなる目覚まし時計に嫌々ながらも起こされた。
「んーーぁ!」
大きく背伸びをする。
ベッドから這い出し、そのまま寝たせいでシワシワになっていた制服を直し、髪をとかして、バッグを持ち一階におりた。
「おはよう」
一応軽く挨拶するが、全員無視。
そこまでする必要ある?
もう慣れたけどさ。
私は無言で席に着き、用意されていた朝ごはんを食べた。
ご飯が用意されてるだけマシなのかもしれない。
昼は給食だけど。
さっさと食べ終わり、立ち上がった。
そろそろ行こうかと席を立つと、お父さんに呼び止められた。
「中間テストは何位だった?」
結果見せなかったっけ…。
「1位」
「あいつには負けなかったな?」
あいつってのは海斗のこと。
「うん。じゃあ私、行くから。行ってきます」
その声には、もう応じないお父さん。
私はドアをキイッと鳴らして開けて、出て行った。