(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
だからあの時決めたんだ。


もしも、葉月が苦しいとき今度は私が守れるくらい強くなろう。


大好きな葉月に負けないくらい。




そんな葉月はいつだって、暇さえあれば、海斗君と喧嘩してる。


実際、兄弟のじゃれあいみたいなもんだけど。


小学生の頃なんて


喧嘩して、怒られて、別室に連れて行かれた2人をを見に行ったら、手を繋いで寄り添いあって寝てた。



私は葉月は海斗君が好きだと思う。

そして、海斗君も葉月が好きだと思う。


ずっとそばにいた私はそうとしか思えない。


頭いいくせに、そっち系は全く駄目な葉月だから。
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