(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
あんたがいるから。
サッカー部のマネージャーになって2ヶ月が過ぎた。



季節はすっかり夏。



強い日差しに照らされながら、私はスコアブックを付けていた。



酷い暑さでマネージャーの私まで倒れてしまいそうだが、部員たちは当たり前のようにコートを走り回っている。



体力あるよねぇ。
私には到底不可能だ。



そう思っていると、海斗が鮮やかにシュートを決めた。



そう。
あいつは、1年生のくせに先輩たちに混じって練習してる。



やっぱりサッカーに関しては天才的な才能持ってるからね。




あ。
もちろん勉強では私が勝ってるけど。






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