(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「普通よけられるだろ。てか俺すごくね?自分で蹴ったボールキャッチしてしまったし。やっぱ天才かもしんねえ」



「まず、謝りなさいよっ!んで私の一生分の心臓返してくれる?」



胸をさすりながら海斗をにらんでやる。



「なーにが、一生分だぁ?あんなんでか?」



「その言い方自分のキック力馬鹿にしてんじゃーん!お、ば、か、ちゃん?」




「うるせぇ!だまれっ!」



どうして、私たちって、顔を合わせたら喧嘩ばっかりなんだろ…。



元々暑いのが、海斗の席にせいで倍増だ。


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