(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「迷惑かけてすみませんでした…。」

残っていた部員たちに私は頭を下げた。

大丈夫。
右手には温もりがあるから。

「それで、サッカー部に入ることは認めてくれたのかな?」

翼先輩が、私を安心させるように問いかける。

「わかりません…。でも、許してもらえなくても辞める気はないんでっ♪」

ニコリと笑ったが本当は怖い。

無理やり辞めさせられるかもしれないし。

でも、私はこの部が好きだから。

辞めたくない。





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