(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
と…思ってたんだけど…


やっぱ、そう簡単にはいかない。


口で成敗してやろう。


そうひっそりと心の中で決めた。



「聞いてんのかブス。」


「はあ?誰がブスですって?このクソナルシスト」


「ブスもクソナルシストもお前だろ。」


「ああそっか。海斗クンは新入生テストで葉月ちゃんに負けて凹んでるのね。」


「はーあ?」


「まあまあ、そう落ち込まないで。次があるじゃないか。まっ、一度も負けたことないけどお。」


「殴られたいのか」


「あら、もう暴力は許されないわよ。私たちは中学生。男女の力の差は明らかじゃなーい?」


「この前俺に殴りかかってきたのはどこのどいつだよ…。」


「そんなの知らなーい」


誰も一言も喋れないくらい間髪入れずに言い合う私たちに、先生は呆れ返ってる。




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