(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
「あっ…うっ…あ…りがと?」


素直に言ってしまった…。


「はぁ⁉︎お前気持ちわりい。なに素直にありがとうとか言ってんの?」

「だっ…だって…あんたが…。」

「葉月…。すげぇ顔赤いんだけど?朝からずっとおかしいし…。ホント、熱でもあんの?」

そう言って、海斗は私の額に手を置いた。

「熱はねぇよなぁ。どうしたんだよ?保健室行くか?」

何で、いきなり優しくするわけ?

お陰で、ドキドキが最高潮なんですけど?

聞こえちゃうよ。



もうやだ。

気づいちゃったよ…


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